埼玉県社会人サッカーリーグ　2部B　第15節（延期分）

雨が降り気温も低く、勝っても負けても6位決定というモチベーション管理が難しいなか県リーグ第15節（延期分）が行われました。

ゲームへの入りが難しくなることが予想されたが入り方はまったく悪くなく北坂戸が攻める時間が続きます。

しかし、前半6分カウンターから相手選手11番に抜け出されＧＫ小野と1対1になってしまいＧＫ小野が相手選手を倒してしまったという微妙な判定によりＰＫを与えてしまう。このＰＫを冷静にゴール左に決められまさかの失点。そしてこのファウルでＧＫ小野がイエローカードをもらってしまう。

ここから北坂戸はあせらず落ち着いていこうと思っていた。落ち着いてゲームが進み膠着状態が続いていたがセカンドボールをＭＦ栗島が再三奪取（ほぼすべてと言っても過言ではない）し少しずつ北坂戸のペースになっていく。ここで北坂戸がペースを掴んだのは間違いなく栗島のおかげだった。

ペースを掴み始めた前半27分、その栗島がＦＷ高安の絶妙な落としを右足でゴールを狙うがやはり枠外に飛んで行きみんな安心する。セカンドボールが拾えたりして乗っていた栗島だけに『初ゴールゲットか』なんて期待していたがシュートはやはりいつもの栗島だった。

しかし前半32分には相手ＣＫから合されたがコロコロと当たり損ね枠外に外れていく。

そして前半41分ビッグチャンスが生まれる。ＭＦ西山がボールを持ち左サイドから右サイドにきれいなサイドチェンジが通り右サイドバックの猪野が完璧なコントロールを見せ相手ＧＫと1対1になるが決めきれずチャンスをものにできなかった。

1点は先制されたが試合内容はとてもいい前半だった。

後半が始まり入り方も悪くなく進みます。しかし後半8分ハーフウェーあたりでボールを奪われるとそこからまさかのロングループシュートを決められ2失点目を奪われてしまう。

これは相手をほめるべきでしょうがない部分が多いと思います。簡単に言えばボールを失わなければいいことです。

2失点したがボールを保持しているのは北坂戸でありまだまだ逆転を信じ攻め込みます。

しかし後半22分相手のＣＫが競り合おうとする前に思いっきり押され倒れてしまい完全にファウルでしたがレフェリーはファウルを取らずその押した選手がもちろんドフリーになりヘディングで合わされ3失点目を失います。

こうなってしまうと試合は少しずつ荒れた展開になってしまいます。北坂戸はあまり荒れることはないのですが…。

後半35分に中嶋にイエローがでます。ここからはお互い集中が切れてしまうようなゲーム展開になってしまい後半ロスタイムにＭＦ石川が決定的なチャンスを作りますが決められず試合終了となってしまいます。

リーグ戦最終節なので気持ち良く終わりたかったのですが後味の悪いゲームになってしまったのが残念である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総評　鈴木　誠